○ データの保守(D) → データのインポート
他のファイルの内容を、現在使用中のQSOデータ、またはマスターデータにインポートします。
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USBメモリのQSOデータを開いた状況 |
※上級者向けの機能です。
大切なQSOデータに上書き、あるいは追加書き込みをするわけですので、趣旨を理解されたうえ実施してください。
※QSOデータの共有オープンをしているときは、この機能は使えません。
例えば3台のPCでQSOデータを共有している場合は、他の2台はTurbo HAMLOG/Winを終了させてから実行してください。
- 〇 HDBファイルから
- 別のパソコンや他のTurbo HAMLOG/WinのQSOデータからインポートします。
- 〇 旧QSOデータから
- Turbo HAMLOG/Win Ver4.56dまで、またはDOS版のTurbo HAMLOGのQSOデータからインポートします。
- 〇 CSVファイルから
- カンマ区切りのテキストファイルをインポートします。
ここでインポートできるファイルは、複合条件検索でCSVファイルを選択して出力したファイルです。
1行中の各項目の並びが正しくなければ、データがずっこけてインポートされてしまいますので、エディタ等でよく確認して下さい。
複合条件検索で出力したレコード番号付きのCSVファイルをインポートすると、該当レコードに上書きします。
該当するレコード番号が存在しない場合は、QSOデータの最後に追加されます。
特定の範囲のQSOデータの一括修正に便利です。
※なお、CSVファイルの1行目がレコード番号付きであれば、すべてレコード番号付きと判断します。
- 〇 TXTファイルから
- Turbo HAMLOG/Win Ver4.56dまでのテキスト形式のバックアップファイルをインポートします。
1行が200バイトのテキストファイルです。
- 追加分のみ ※USBメモリなどにあるQSOデータを開くと有効になります。
- このボタンをクリックすると、USBメモリなどにあるQSOデータのうち日付時間が新しいデータを探し、その先頭レコード番号がセットされます。
例えば、使用中のQSOデータの最後の交信が25/01/14 12:34Jだった場合、USBメモリなどにあるQSOデータのうち25/01/14
12:34Jの次の交信のレコード番号がセットされます。
USBメモリなどにある移動運用から帰ってきたQSOデータのうち、移動運用で交信した分だけインポートするのに便利です。特に10万件以上もデータがあるような場合。
※うっかり、ちょっと古いQSOデータを使って移動運用してきてしまっても、この機能を使えば移動運用してきたぶんだけをインポートすることができます。
ただし、QSOデータが日付時間順に並んでいない場合は、うまく動作しません。
- □ 日付時間等が同じデータを除く
- QSOデータインポートの際に、インポートするデータ、インポートされるデータの双方をチェックします。
HDBファイルからの場合は、Call, Date, Time, His, My, Freq, Mode, Code, GL欄を比較し、すべて一致するデータはインポートしません。
CSVファイルからの場合は、Call, Date, Time, Freq, Mode欄を比較し、すべて一致するデータはインポートしません。
これにより、データの二重登録を防ぐことができるわけですが、1文字でも異なればインポートしてしまいますので、よく確認してから実施してください。
- □ QSOデータに上書き
- 現在のデータ件数をゼロにしてからインポート、つまり現在使っているデータに上書きされ、使用中のデータは消えます。
チェックが入ってない場合は、データの最後に追加ということになります。
※現在のデータに全く同じデータを追加した場合は、データ件数は倍になり、 同じデータが二重に登録されることになりますのでご注意ください。
※現在のデータに、異なる内容のQSOデータを上書きした場合、現在のQSOデータは消えてしまいますのでご注意ください。
- □ マスターデータにインポート
- マスターデータ(HAMLOG.MST )にインポートします。
対象となるのはテキストファイルのみで、マスターデータをテキスト出力したものと各項目が同じ並びのものでなければなりません。
1行中の各項目の並びと位置が正しくなければ、データがずっこけてインポートされてしまいますので、エディタ等でよく確認して下さい。
[開く]ボタンをクリックすると、現在使用中のデータに追加(または上書き)するファイルを選択するダイアログボックスが開きます。
データのインポート後は、一旦 Turbo HAMLOG/Winが終了します。
※移動運用に行く前と、行って来た後にノートパソコンとデスクトップパソコンでデータのやりとりは、数万件であればQSOデータのバックアップとリストアを使っても十分です。
※QSOデータからインポートする際、日付/時間、周波数をチェックしています。
例えば、日付が2023/11/31とか、時間が15:61、ハムバンドではない周波数だったときなど、変なデータがあったぞと警告が表示されます。これにかまわず5件インポートすると、その後は警告なしでインポートすることができます。
※ CSVファイルについて
Turbo HAMLOG/Winでは、文字列はカンマで区切られ、任意で二重引用符で囲まれます。
文字列に二重引用符がある場合は、元の文字列と文字列を囲む引用符を区別するために続けて引用符を付けます。
二重引用符で囲まれていないカンマは区切り記号です。
2つ並んだカンマは空の文字列を意味しますが、区切り記号の前後にあるスペースは無視されます。
例えば、次のような文字列を読み込むとします。
"Stri,,ng 1","Stri""ng 2",String 3, String4,"
String5"
すると、次のような順で読み込まれます。
Stri,,ng 1
Stri"ng 2
String 3
String4
String5
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